石山寺

石山寺・三井寺・三室戸寺

石山寺の多宝塔

 一昨年から平成24年3月にかけて9ヶ月に及ぶ大修理が行われ再び美しい形を現した。源頼朝公による寄進と伝えられ、1194年に建立されたことが判明している。建立の年代がわかっている中では日本最古の多宝塔であり、多宝塔国宝指定6塔のうちの一つである。写真は裏山に回り写したものである。


石山寺 (1).jpg山門
石山寺は西国三十三箇所十三番札所である。ご本尊は如意輪観音である。本堂(国宝)は国の天然記念物の珪灰石(けいかいせき)という巨大な岩盤の上に建ち、これが寺名の由来ともなっている。


DSCF2243.JPG多宝塔
国宝の多宝塔が珪灰石の向こうに見える。初層にある須弥壇框裏面の墨書から1194年建立が明らかになった。内部には快慶作の大日如来像が安置されているようである。


三井寺(園城寺)


三井寺 (2).jpg仁王門
1452年に甲賀の常楽寺に建立されたものである。1601年、徳川家康により当寺に移築・寄進された。園城寺(おんじょうじ)が正式名であるが一般には三井寺で知られている。西国三十三箇所十四番札所でご本尊は弥勒菩薩である。


三井寺 (1).jpg三井の晩鐘
”天下の三銘鐘”の一つに数えられている”三井の晩鐘”である。姿の立派な宇治平等院の鐘、由緒正しい高尾神護寺と並び音色の美しさで選ばれたのが三井寺の鐘である。


三室戸寺


三室戸寺 (1).jpg本堂への石段
. 三室戸寺は西国三十三箇所十番札所でご本尊は千手観音である。花の寺としても知られツツジ(2万株)、シャクナゲ(1千本)、アジサイ(1万株)が植わっているようだ。更には夏のハス、秋の紅葉も楽しめるようである


三室戸寺 (2).jpg本堂
ご本尊の千手観音像は秘仏で写真も公表されていない。奥に三重塔があるが1704年建立で兵庫県佐用郡の高蔵寺にあったものを買い取り、1910年に当地に移設された。


前のページへ

2014-05-20

次のページへ

UA-32848344-1