石山寺・三井寺・三室戸寺
石山寺の多宝塔
一昨年から平成24年3月にかけて9ヶ月に及ぶ大修理が行われ再び美しい形を現した。源頼朝公による寄進と伝えられ、1194年に建立されたことが判明している。建立の年代がわかっている中では日本最古の多宝塔であり、多宝塔国宝指定6塔のうちの一つである。写真は裏山に回り写したものである。
東山門
石山寺は西国三十三箇所十三番札所である。ご本尊は如意輪観音である。本堂(国宝)は国の天然記念物の珪灰石(けいかいせき)という巨大な岩盤の上に建ち、これが寺名の由来ともなっている。
多宝塔
国宝の多宝塔が珪灰石の向こうに見える。初層にある須弥壇框裏面の墨書から1194年建立が明らかになった。内部には快慶作の大日如来像が安置されているようである。