施福寺

明通寺・文殊堂・成相寺

国宝三重塔の明通寺(みょうつうじ)

 記憶と言うものがアテにならないと言うことを思い知らされた寺である。3度目の明通寺であるが頭に浮かんでいた光景では三重塔が離れて山中にあった。考えて見ると無理もないかも、と思うのは2度目から30年以上、経過している。三重塔はもっとスラっとした印象だったが意外とがっしりしている。屋根や隅軒の勾配が美しい。好きな三重塔の1塔である。


DSCF3884.jpg本堂
三重塔とともに国宝の本堂である。本寺は806年、坂上田村麻呂の創建と伝えられている。現存する本堂・三重塔は鎌倉時代13世紀のものである。シンプルな単層入母屋造で檜皮葺の屋根が美しい。


DSCF3880.jpg三重塔
総高22.12mである。釈迦三尊像と阿弥陀三尊像が安置されているようだが秘仏で拝観は出来ない。2006年に初層内部が公開されたが見ていない。次回があれば是非、拝観したいが我が生命が・・・。


智恩寺(文殊堂)


DSCF3944.jpg山門
天の橋立の入り口にある寺智恩寺である。奈良県桜井市の安倍文殊院(奈良県桜井市)、亀岡文殊(山形県高畠町)とともに日本三文殊の1つとされており文殊堂とも呼ばれている。808年の創建とされる。現存する山門、本堂は近世以降の建物である。


DSCF3951.jpg多宝塔
1501年に落成された多宝塔である。天の橋立近くにあることからか松の木に囲まれている。開けた平地でしかも海の傍と言う寺は珍しく、山中とは異なる雰囲気が味わえる。


成相寺(なりあいじ)


DSCF3933.jpg本堂
. 西国三十三箇所二十八番札所である。7~8年ぶり2度目の参拝である。その時に土砂降りの雨だったことを思い出したことが呼んだか今回も雨に降られた。天の橋立を逆側から見える寺でもある。


DSCF3938.jpg撞かずの鐘
本堂から階段を少し降りたところにある鐘堂である。が、乳呑み子をルツボに落とした悲話が残っており撞かずの鐘となっている。1609年の話である。


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2014-05-20

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